淡路島には、多数の線香メーカーが集結しています。なぜ、淡路島に集まったのか。それは、淡路島が遥か昔から香りと縁深かったからです。
595年。推古天皇の時代に、香木が淡路島に漂着しました。その香木をかまどに入れたところ、いい香りが広がったそうです。この時の香木は、沈香と言われているものです。
淡路島が、本格的に線香を造り始めたのは1850年でした。その理由は、冬になると仕事が激減したからだと言われています。江井浦は屈指の港町でしたが、冬は港は閉じてしまいます。
そこで、男性達が出稼ぎに行っている間、女性達は線香を造り家計を支えたそうです。これが、淡路島での線香造りの始まりでした。その出来の良さは評判となり、いつしか淡路島の線香は有名になっていったのです。淡路島でリフレッシュするなら、淡路島旅行で一棟貸切り宿に泊まるのがいいですよ。
線香は、日本人にとってはなくてはならない存在。線香や香の香りを嗅ぐことによって、人々は癒やしを感じました。淡路島は、日本を癒やしの香りで支えてきたのです。